ClaudeをBigQeuryのデータセットに接続すると、Claudeから自然言語でBigQuery内のデータの集計・分析が可能になります。
具体的な分析の前に、まず今回はClaudeをBigQueryのデータセットに接続する方法を解説します。
必要なもの/必要な条件
- Claude(のアカウントとアプリ)
- 接続するデータセットがあるBigQueryのプロジェクトのIAMが編集できるGoogle Cloudの権限
上記の2の権限については、自分がGoogle Cloudの管理者ではない場合は、お使いのGoolge Cloudの管理者レベルの権限が必要になるので、偉い人やお母さんに聞いてみてね!
そして、Googleのアカウントが必要です。後述しますが、いわゆる「Googleでログイン」と同じことするためです。
手順
- BigQueryリモートMCPサーバーを有効にする
- Google Cloudのプロジェクトの権限を設定する
- Google CloudのプロジェクトのOAuthクライアントを作成する
- ClaudeからBigQueryに接続する
- 実際にClaudeでBIgQuery内のデータを見てみる
準備はいいかい? では始めよう!
1.BigQueryリモートMCPサーバーを有効にする
まずはBigQueryリモートMCPサーバーを有効にするところから始めましょう。
該当のプロジェクト画面の右上のアイコンをクリックしてCloud Shellを立ち上げます。
※この段階で承認ができないようでしたら、いまあなたが作業している環境では権限レベルが足りていません。誰か偉い人に相談しましょう。

Cloud Shellの黒い画面が表示されたら、このコマンドを実行します。
プロジェクトID となっている部分はご自身のプロジェクトIDを入力してください。
gcloud beta services mcp enable SERVICE \
--project=プロジェクトID

enableになったら、次に進みましょう。
Google公式の「BigQuery リモート MCP サーバーを使用する」も参考にしてください。
https://docs.cloud.google.com/bigquery/docs/use-bigquery-mcp
2.Google Cloudのプロジェクトの権限を設定する
続いてGoogle CloudのプロジェクトのBigqueryへの権限を付与していきます。
どのように権限を付与するかは、どのデータセットをClaudeと連携するかによって異なります。
【BigQuery内のすべてのデータセットをClaudeと連携する場合】
- プロジェクトへの権限付与
- MCP ツールユーザー roles/mcp.toolUser
- BigQuery ジョブユーザー roles/bigquery.jobUser
- BigQuery データ閲覧者 roles/bigquery.dataViewer
【BigQuery内の特定のデータセットをClaudeと連携する場合】
- プロジェクトへの権限付与
- MCP ツールユーザー roles/mcp.toolUser
- BigQuery ジョブユーザー roles/bigquery.jobUser
- 特定のデータセットへの権限付与
- BigQuery データ閲覧者 roles/bigquery.dataViewer
今回は【BigQuery内の特定のデータセットをClaudeと連携する場合】の権限付与をキャプチャ入りで解説します。
進めましょう。

まず左側メニューから「IAMと管理」を開き「IAM」をクリックします。
※ IAM=Identity and Access Managementね

画面中段の「アクセスを許可」をクリックして、新しいプリンシパルを追加していきます。

右側にパネルが開くので、この「新しいプリンシパル」にGoogleアカウントを入力します。
「ロールを割り当てる」に前述した2つの権限、
- MCP ツールユーザー roles/mcp.toolUser
- BigQuery ジョブユーザー roles/bigquery.jobUser
を設定し「保存」します。
続いて特定のデータセットへ権限を付与します。

連携したいデータセットの右側の ︙ から 共有>権限を管理 へと進みます。

ここでも先ほど追加したGoogleアカウントを新しいプリンシパルとして追加します。
ここで付与する権限は、
- BigQuery データ閲覧者 roles/bigquery.dataViewer
です。
ここまでで権限付与は完了です。
次はClaudeがBigQueryと連携するためのOAuth同意画面、いわゆる「Googleでログイン」を用意します。
3.Google CloudのプロジェクトのOAuthクライアントを作成する
左側のメニューから APIとサービス>OAuth 同意画面 へと進みます。

左側のメニューの順番は人によって異なるので、見当たらない場合は「すべてのプロダクトを表示」して探してね。

プロジェクトで初めてOAuth同意画面を作る場合は、まずアプリ情報を設定します。
アプリ名(お好みで) = claude_bigquery_connector
ユーザーサポートメール = プルダウンで選択

対象は 内部 を選択して次へ。

連絡先情報は、あなたのメールアドレスでOKです。

最後にGoogle APIサービス・ユーザーデータに関するポリシーを確認して、同意チェックを入れて作成します。
これでアプリの下準備が整いました。続いてクライアントを作成していきます。

左側のクライアントのページに移動し、「クライアントを作成」をクリックします。

ここでOAuth クライント IDを作成します。
アプリケーションの種類 = ウェブ アプリケーション
名前(自分のお好みでOK) = claude_bigquery_connector
承認済みのリダイレクト URI = https://claude.ai/api/mcp/auth_callback
上記を設定したら「作成」をクリック。

クライアント ID、クライアント シークレットが表示されるので、メモっておきます。
誰にも見せちゃダメだよ?
これでOAuth同意画面の作成は完了です。
それではいよいよClaudeからBigQueryに連携しましょう。準備が長い!
4.CloudeからBigQueryに接続する
ここからClaudeのアプリでの作業になります。

まず左側メニューの Customize をクリックして開きます。

カスタマイズ画面が表示されるので アプリを接続 をクリックします。
※このあたりの画面構成はClaudeのアプリがupdateされるたびに変更されるので、もしかしたらお手元の画面と相違があるかもしれません。とりあえずコネクタへ進んでください。

コネクタ画面になったらGoogle Cloud BigQueryを探して、クリックします。
数が多いのでbigで検索すると早いです。
このあと上記で作成したクライアント ID、クライアント シークレットが必要になるので準備してください。

連携/連携させる をクリックします。とても重要なので2回言っているんだと思います。たぶん。しらんけど。

先ほど作成したクライアント ID、クライアント シークレットを設定して接続します。

このようなアカウントを選択してGoogleでログインする画面が表示されるので、Googleアカウントでログインします。

コネクタ一覧にGoogle Cloud BigQueryが表示されたら接続完了です! おつかれさまでした!
では、実際にClaudeからBigQuery内のデータが見えているか、テストしてみましょう。
5.実際にClaudeでBIgQuery内のデータを見てみる
まずBigQueryが見えているかどうか、Claudeに聞いてみます。

ちゃんと見えていますね!
質問には具体的なプロジェクトIDやデータセット情報を含めなかったので、公開データにアクセスして接続を確認したようです。かしこい!
では、具体的なテーブルを指定して聞いてみましょう。

特定のテーブルIDを↓の形式で指定して、フィールド名の一覧を確認させたところ、正しくフィールド一覧が取得できました。
プロジェクトID.データセットID.テーブルID
それでは簡単な集計をさせてみましょう。通常、人間がSQLを書いて集計するような処理です。

接続したデータセットはGoogleサーチコンソールのデータだったので「最新の日付のデータを対象に、表示回数が多いキーワードを10こリストアップしてください」という普通の日本語で指示してみました。
Claudeの「クエリを実行します」という回答のあと、キーワードが10こ表示されました。
表示回数、クリック数、平均順位も出してくれています。
どのようなSQLを実行したのか、見せてもらいましょう。

SQLも正しくできていますね。
今回はまだ簡単な集計しか実行していませんが、今後は複数のデータセットにまたがる複雑な分析なども試してみたいです。
以上、ClaudeをBigQueryに接続する方法の解説でした。
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