Google広告のデータをBigQueryにエクスポートする|BigQueryの使いかた
Google広告のデータはBigQueryにエクスポートして、処理することが可能です。
今回はGoogle広告のデータをBigQueryにエクスポートする設定方法をキャプチャ入りで解説します。
Google広告のデータをBigQueryに連携するにはGoogle Cloud Console(GCP)のBigQuery Data Transfer APIを有効にする必要があります。
BigQuery Data Transfer APIを有効にする
API一覧からBigQuery Data Transfer APIを選択して、有効にするをクリックします。
またはメニューから「データ転送」を選択した際にポップアップが表示されれば、この画面でもAPIを有効にできます。
BigQuery Data Transfer APIが有効できたら、Google広告データのBigQueryへの転送設定を開始しましょう。
データ転送
BigQueryのメニューから「データ転送」をクリックします。
転送の作成
ページ上部のメニューから「+転送を作成」をクリックします。
ソースタイプを選択
プルダウンメニューから「Google Ads」を選択してください。
※似たような「Google Ads (formerly Adswords)(deprecated)」も表示されますが、こちらは廃止されていますので、選択しないでください。
データソースの設定
転送するデータについて下記を設定していきます。
- 転送構成名
- スケジュール オプション
- 転送先の設定
- データソースの詳細
- 通知オプション
転送構成名はどのGoogle広告アカウントのデータか判別しやすい名称がよいでしょう。
スケジュール オプションでGoogle広告のデータをBigQueryへ転送する周期を設定します。1日1回、任意の時刻を指定します(最短周期でも「24時間に1回」しか設定できません)。
転送先の設定はどのデータセットにこのGoogle広告のデータを格納するかの設定です(この画面で新規にデータセットを作成できます)。
データソースの詳細のCustomer IDはGoogle広告アカウントに紐づいている10桁の番号です。通常 xxx-xxx-xxxx という区切りの数字になっています。
通知オプションは転送失敗時にメール通知がくる設定です。お好みで設定します。
すべて設定し終わったら「保存」をクリックします。
アカウントを確認
BigQuery Data Transfer Serviceを利用するアカウントの確認を求められることがありますので、今回利用するアカウントを選択して続行します。
転送が開始される
設定が完了すると、このようにGoogle広告のデータの転送が始まります。
数日間はさかのぼってデータが取得できるようです(自動で取得されるので、さかのぼる期間は指定できません)。
このようにGoogle広告のデータは広告レポートごとにテーブルが作成されるので、新しいデータセットを作成しておいたほうが管理しやすいと思います。
以上、Google広告のデータをBigQueryにエクスポートする方法の解説でした
GA4やBigQuery連携したGA4のレポーティングなどご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。