ランディングページからのサイト内の遷移を分析しよう──GA4データ分析
GA4で計測したデータを元に、ウェブサイトに流入したユーザーが、流入したページ(以降、ランディングページ)から、どのようにサイト内を遷移しているかを分析してみましょう。
分析に使用する環境
ユーザーのサイト内遷移を分析するにあたり、以下の環境を使用します。
- GA4
- BigQuery(1.のGA4のデータが蓄積されているデータセット)
- Tableau
データの準備
まず、BigQuery内で各ユーザーごとのランディングページ、それ以降に閲覧したページを特定するSQLを用意します。
今回は最大5ページめまでの分析としました。
また「次に閲覧したページ」が存在しない場合は離脱したものとみなしています。
Tableauでの分析
今回はサイト内の遷移をサンキーチャート(サンキーダイヤグラム)で表現したかったので、Viz拡張機能のサンキーチャートを利用しています(Tableauでサンキーチャートを作る方法は下記を参照)。
Tableauのサンキーチャートの作りかた
https://reposub.jp/blogs/tableau/tableau_sankey_diagram
ランディングページから5ページめまでのページロケーションをドラッグ&ドロップすれば完成です。
下の状態はサイトから離脱したデータを含んだ状態です。どうしても離脱が一番多くなってしまうので、いったん離脱したデータを除外して「サイト内だけでどのように遷移したか」を見てみましょう。
※URLも表示可能ですが非表示にしています
サイトから離脱したデータを除外してみました。
こうして見ると、ある特定のページへ流入したユーザーがその後、サイト内の別のページに遷移しているのがわかります。
その特定のページからの遷移を抜き出してみましょう。
このようにサイト流入の起点となったページからどのようにサイト内を閲覧しているかを分析することで、サイトの重要なページ(「資料請求」「お問い合わせ」「申し込み」などのキーイベントがあるページ)への導線として貢献を測ることができます。
また、このデータに流入元(チャネル、参照元/メディア、SNS、広告など)を組み合わせると、さらに細分化した分析が可能です。
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GA4をBigQueryとTableauを組み合わせると、GA4の管理画面での分析やLooker Studioよりも複雑な分析が可能です。
レポサブではBigQueryを活用したGA4のデータ分析をご支援しております。
サイトの分析内容に合わせたオリジナルレポートも承っておりますので、こちらからお気軽にお問い合わせください。
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以上、ランディングページからのサイト内の遷移を分析する方法の解説でした。