TableauからGA4へ接続する
TableauにはGA4に接続するためのコネクターが用意されています。
今回はこのコネクターを利用してTableauからGA4へ接続する方法を解説します。
最初に断っておくと「業務で使うのはキビしい」です(2024年4月時点)。
TableauからGA4へ接続する
まず新しいワークブックを開いたら左側のメニューから「Google Analytics 4」を選択します。
Googleアカウントに接続するためにブラウザが開くので、接続したいGoogleアカウントを選択します。
ここでのGoogleアカウントは「接続したいGA4のアカウントを管理しているGoogleアカウント」です。
確認して「次へ」をクリック。
確認して「次へ」をクリック。
これでTableauが(接続しようとしているGA4を管理している)Googleアカウントに接続できました。
この画面が表示されたらブラウザのウィンドウは閉じて大丈夫です。
続いてGA4のカウントをプロパティを選択します。
選択できたら「NEXT」をクリックします。
まず最初に今回接続するGA4のデータの日付の範囲を設定します。
開始日、終了日(最終日)を選択して「NEXT」をクリックします。
ここでGA4のディメンションと指標を選択するのですが、これがTableauとLooker Studioの大きな違いです。
Looker StudioではGA4に接続して利用できるディメンションと指標がすべて接続された状態でレポート作成ができますが、Tableauではあらかじめ接続するディメンションと指標を選択しなければなりません。
しかも接続できる数が限られます。
- ディメンション:9こ
- 指標:10こ
そのためTableauでGA4のダッシュボード/レポートを作成する際は事前に「どんなレポートを作成するか」「どのディメンションと指標を使うか」を計画しておく必要があります。
もう1点、Looker Studioと異なる点はTableauのこの画面のディメンションと指標は英語表記であることです。
GA4の管理画面やLooker Studioの画面で見慣れた表現ではないので、少し悩むかと思います。
今回は日付やページタイトル、セッション、アクティブユーザー数などを選択しています。
選択したら「NEXT」をクリック。
最後に設定内容を確認してOKであれば「NEXT」をクリックします。
いま接続したGA4のディメンションと指標がワークブックのフィールドに追加されました。
あとは通常のTableauの操作でディメンション、指標を設定していけばOKです。
TableauとGA4を直接接続して使えるか?
最初にコメントしたように「業務で使うのはキビしい」です。
2024年4月時点ではこのTableau ConnectorでGA4の接続する場合、下記の理由から常用するのは難しいです。
- 使用できるディメンションと指標の数が限られる
- 接続の動作が遅い
- 接続が不安定
TableauでGA4のデータを扱う場合は、GA4とBigQueryを連携してBigQuery上でSQL処理したデータにTableauを接続して使うのが現実的です。
もしサクッとGA4のデータをビジュアライズしたいのならば素直にLooker Studioを使いましょう!
以上、TableauからGA4へ接続する方法の解説でした。