GoogleスプレッドシートからBigQueryのデータにアクセスして利用する──コネクテッドシート

BigQueryに格納されているデータを活用するには、BigQuery内でSQLを実行して処理したデータをさらに外部のBIツールやスプレッドシートでグラフにして、と多少手間がかかります。

BigQueryでのデータの扱いに慣れていないとBigQeuryのデータを利用するにはハードルがありますが、使い慣れているGoogleスプレッドシートからBigQuery内のデータにアクセスしてスプレッドシートの関数や機能を使ってデータを利用することが可能です。

スプレッドシートからBigQueryのデータに接続する方法を紹介します。

BigQueryに接続したスプレッドシートを「コネクテッドシート」と呼びます。

スプレッドシートからBigQueryに接続する

まずBigQeuryのデータを扱うためのスプレッドシートを用意します。

メニューの「データ」から「データコネクタ」の中にある「BigQueryに接続」を選択します。

すると、いまスプレッドシートを利用しているGoogleアカウントで見られる（権限のある）BigQueryのプロジェクトが表示されるので、接続したいBigQueryプロジェクトをクリックします。

次にデータセットを選択します。

最後にテーブルまたはビューを選択します。

データに接続できました。

通常のスプレッドシートとは少し画面構成が異なりますが、このように行列でデータが見えています。

このシートで見えているデータはあくまでBigQueryに格納されているデータを表示しているだけなので、ここでデータを削除したり、数値や文字列を変更したりはできません。

このシートで見えているデータに対して関数を適用したり、グラフを作成したり、編集（削除や変更）するには、新しいシートで作業する必要があります。

シートでなにか操作をしようとすると自動的に新しいシートや既存の別のシートで編集するようになります。

試しに「グラフ」を作成しようとすると、下のように別のシートへ誘導されるので迷うことはないと思います。

このように別のシートでグラフが作成できるようになります。

BigQueryのデータをスプレッドシートで扱えるようになるコネクテッドシートならBigQueryのデータの活用の幅が広がりますね！

以上、GoogleスプレッドシートからBigQueryのデータにアクセスして利用する方法の解説でした。