Tableauのサンキーチャートの作りかた
Tableauでサンキーチャートを作る方法を解説します。
サンキーチャートは英語ではSankey Diagram(サンキーダイヤグラム)ですが、本稿では「サンキーチャート」と表記します。
サンキーチャートは「工程間の流量を表現する図表」として使われます。
「AからBへ、BからCへの移動」している量(数値)を視覚的に表現できるので、使いどころは多いですね。
今回はサンキーチャートの「AからBへ移動」をわかりやすく視覚化するために「羽田空港発の国内線」の航空便のデータを使用します。
Tableauでの設定方法
デフォルトの状態でTablaueで使用できる表やグラフにはサンキーチャートは用意されていませんので、サンキーチャートを使用できるようにします。
まずシートの「マーク」から「機能拡張の追加」をクリックします。
機能拡張の一覧画面が表示されるので「サンキー」と検索します。
いくつかサンキーチャートが用意されていますが、今回はTableauが提供している「サンキー」をクリックします。
説明画面が表示されるので「開く」をクリックします。
これでTableauでサンキーチャートを使う準備は完了です。
それでは実際にサンキーチャート作成してみましょう。
「出発する空港」「到着する空港」をシートにそれぞれドラッグ&ドロップします。
下のように「出発する空港(=今回は羽田空港)」と「到着する空港」の移動を表すサンキーチャートができました。
ただ、この時点では「羽田空港→到着空港」の便の数は反映されていません。
現状では「到着空港」が均等です。
↑の状態は「出発空港」と「到着空港」が左右に配置されただけですので、まだ各便の本数は反映されていません。
「羽田空港→到着空港」の便の数を反映させるには、それぞれの便の数(カウント)をドラッグ&ドロップします。
すると出発空港の「羽田空港」と「到着空港」の便数がサンキーチャートで数量の可視化ができました。
このようにTableauのサンキーチャートを使うと「起点→終点」のような遷移を可視化できます。
※国内線の便数に詳しいかたはお気づきかと思いますが、今回はコードシェア便を考慮していない集計のため「羽田→千歳」便が多くなっています(便名ごとの集計のため)。
以上、Tableauでサンキーチャートを作る方法の解説でした。