Looker StudioでGoogleサーチコンソールのワードクラウド/タグクラウドを作成する
キーワードの頻出状況を可視化する手法としてワードクラウド/タグクラウドというものあります。
下がサンプルですが、Looker Studioでもこのワードクラウド/タグクラウドが作成できます。
これは「コミュニティ ビジュアライゼーションとコンポーネント」という追加要素で、Looker Studioが公式に提供しているものではなく、サードパーティによる機能です。
Googleサーチコンソールの検索キーワード(Query)を使ってワードクラウド/タグクラウドを作成する方法を解説します。
以下の注意点を確認してから試してください
利用時の注意点
- サードパーティが提供している機能ですので、必ず利用規約を確認してから、利用するかどうかご自身で判断してください
- Googleサーチコンソールの「検索キーワード」のデータが多いサイトの場合、動作が非常に重くなります(Looker Studioがフリーズします)
設定方法
まずLooker StudioのレポートをGoogleサーチコンソールの「サイトのインプレッション」データに接続しておきます。
メニューの「グラフを追加」の右にある◇+マークをクリックしてプルダウンメニューを開きます。
Community visualizations(BETA)という表示があるので「+もっと見る」をクリックします。
コンポーネント一覧から「Vega/Vega-Lite」をクリックします。
ポップアップで利用規約が表示されるので確認してOKであれば「許可」をクリックします。
「許可」するとコンポーネントを設置できる状態になりますので、任意の場所に配置してサイズを調整します。
このVega/Vega-Liteのコンポーネントは通常のグラフと同じように「設定」「スタイル」のタブが用意されています。
設定は下記のようにします(クリック数を基準にしたワードクラウドの場合)。
- dimensions
- Query
- metrics
- Clicks
- 並べ替え
- Clicks
- 降順
このようにワードクラウド/タグクラウドが完成しました。
細かい色のコントロールはできませんが「テーマとスタイル>カスタマイズ」の中にある「データのスタイル」で色を指定すれば全体の雰囲気は変更できます。
また、ほかのグラフ要素と同じようにフィルタを適用することも可能です。
以下は「chatgpt」を含む検索キーワードでフィルタしたサンプルです。
このようにGoogleサーチコンソールの検索キーワードのデータをワードクラウドで見てみると、また違った発見があるかもしれませんね。
以上、Googleサーチコンソールのワードクラウド/タグクラウドを作成する方法の解説でした。