Looker StudioでGA4の「平均エンゲージメント時間」を求める
Looker StudioでGA4の「平均エンゲージメント時間」を求める方法を解説します。
GA4にはユーザーのエンゲージメントを測る指標で「ユーザーエンゲージメント」という「ユーザーがエンゲージメントした時間(秒)」があります。
GA4のレポート画面ではこのように「平均エンゲージメント時間」として、秒数が表示されます。
しかし、Looker StudioからGA4に接続した際、GA4のレポート画面で見られるような「平均エンゲージメント時間」という指標は存在しません。
Looker Studioに同期されるエンゲージメントに関する指標はこの3つだけです。
- ユーザーエンゲージメント
- エンゲージメント率
- エンゲージのあったセッション数
Looker Studioで「平均エンゲージメント時間」を求めるには計算フィールドを使って新しく指標を作る必要があります。
Looker Studioの設定方法
まずLooker Studioで「ユーザーエンゲージメント」をそのままスコアカードに設定するとどうなるか見てみましょう。
このように「ユーザーエンゲージメントの総時間(秒)」が表示されます。
これを計算フィールドを使って処理します。
今回の場合はスコアカードを複製して「指標」から「フィールドを作成」をクリックします。
計算フィールドが表示されるので、
ユーザーエンゲージメント / アクティブユーザー数
と入力。
「データの種類」のプルダウンから「持続時間(秒)」を選択します。
このように「平均エンゲージメント時間」に近しい値が求められました。
なぜ「近しい値」か?
GA4の管理画面で見られる「平均エンゲージメント時間」の定義は下記になるため、厳密に言うと「近しい値」までの精度でしか「平均エンゲージメント時間」は求められません。
しかし、レポーティングにはこれで充分かと思います。
アプリの場合はフォアグラウンド表示されていた時間の平均値、ウェブサイトの場合はブラウザ上でフォーカス状態にあった時間の平均値です。
以上、Looker StudioでGA4の「平均エンゲージメント時間」を求める方法の解説でした。