Looker Studioで特定の文字列を含むURLをグルーピングする──REGEXP_MATCH関数
Looker StudioでGA4の分析をする際、個別のページ(URL)単位ではなく、ページが属するカテゴリやディレクトリ単位でまとめたいことがあるかと思います。
例えばURLに
- /blog/ が含まれる「ブログ記事」のページ群
- /mens/が含まれる「男性向け商品」のページ群
- /2023/09/が含まれる「2023年9月に公開」したページ群
などサイトの構成によってさまざまなケースが考えられます。
こういったURL内に特定の文字列を含むページをひとくくりにまとめる(グルーピングする)には、CASE関数を利用します。
CASE関数とREGEXP_MATCHでURLをグルーピングする
Looker StudioのCASE関数は、Excelなどで使われるIF関数と同じように「条件を設定して、その条件に合致した際に返す値、合致しなかった際に返す値」を定義できます。
このCASE関数に正規表現のREGEXP_MATCHを組み合わせて、ある条件に合致するURLをまとめることができます。
下の例はURLに/blogs/を含むページを「ブログ」、/products/を含むページを「プロダクト」としてまとめるCASE関数です(合致しない場合は「そのほか」になります)。
計算フィールドにこのように入力します。
CASE
WHEN REGEXP_MATCH(ページ ロケーション, "(.*/blogs/.*)") THEN "ブログ"
WHEN REGEXP_MATCH(ページ ロケーション, "(.*/products/.*)") THEN "プロダクト"
ELSE 'そのほか'
END
結果、このように上段がURLでグルーピングした表、下段が個別のURLの表になります。
このCASE関数とREGEXP_MATCHを組み合わせることで、URLに含まれる文字列でグルーピングして集計できるので、新しい切りくちでの発見につながることもあります。
ぜひ活用してみてください。
以上、Looker Studioで特定の文字列を含むURLをグルーピングする方法の解説でした。