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Looker Studioの「レイアウト」で設定できる項目を解説

Looker Studioでダッシュボードやレポートを作成する際、個々のグラフの見ためとは別にキャンバス自体の見ためを制御するのが「レイアウト」の項目です。

Looker Studioの「レイアウト」で設定できる項目を解説します。

設定項目

まず「レイアウト」で設定できる項目を整理しましょう。

以下が大項目です。

  • 表示モード
  • キャンバス サイズ
  • 配置先
  • グリッドの設定
  • レポートレベルのコンポーネントの位置

それぞれ解説していきます。

表示モード

表示モードではこの3つが設定できます。

  1. ヘッダーの表示設定
  2. ナビゲーションの種類
  3. 表示モード

1.ヘッダーの表示設定

  • 常に表示
  • 自動非表示
  • 最初は非表示

画面を広く使うために「自動非表示」か「最初は非表示」がオススメです。

2.ナビゲーションの種類

  • タブ
  • 左上
  • 非表示

ナビゲーションはページ数やページを移動する頻度などを考慮して使いやすいタイプを選びます。

Looker Studioの「レイアウト」で設定できる項目を解説

タブ

Looker Studioの「レイアウト」で設定できる項目を解説

左上

この「左上」だけナビゲーションがヘッダーエリアに含まれます。

Looker Studioの「レイアウト」で設定できる項目を解説

3.表示モード

「幅に合わせる」にすると指定したキャンバスサイズに関わらず、ブラウザの横幅に合わせて拡大・縮小されます。

Looker Studioの「レイアウト」で設定できる項目を解説

一方「原寸大」にするとキャンバスサイズに指定した横幅で表示されます。ブラウザの横幅をキャンバスサイズよりも広くした場合は、下のようにキャンバスサイズの外側に余白が生まれます。

Looker Studioの「レイアウト」で設定できる項目を解説

「余白あり」にチェックを入れるとこのようにキャンバスサイズの外側が薄グレーになります。

Looker Studioの「レイアウト」で設定できる項目を解説

キャンバス サイズ

デフォルトで下記のサイズが用意されてるほか、任意で縦・横のピクセルを指定することも可能です。

  • US レターサイズ(4:3)- 縦向き
    • 900×1200ピクセル
  • US レターサイズ(4:3)- 横向き
    • 1200×900ピクセル
  • スクリーン(16:9)- 縦向き
    • 768×1366ピクセル
  • スクリーン(16:9)- 横向き
    • 1366×768ピクセル

配置先

配置先は「スマートガイド」「グリッド」が選択できます。

「スマートガイド」に設定するとページ内の要素(表やグラフ、コントロール、テキストなど)がお互いに吸い付くようにピタっと配置されます。

一方「グリッド」に設定すると次の設定項目の「グリッドの設定」で指定するグリッドのサイズに沿って配置されます。

パワーポイントやGoogle スライドでも同じような設定があるので、普段このようなレポートを作る際に慣れている方法でよいでしょう。

Looker Studioの「レイアウト」で設定できる項目を解説

グリッドの設定

  • グリッド
  • パディング
  • 水平オフセット
  • 垂直オフセット

上の配置先を「グリッド」に設定した場合、グリッドが設定できます。グリッドの最小は10、最大は450です。

パディングはグリッドに要素を配置した際にどれくらい内側に配置されるかをピクセル単位で指定できます。

「水平オフセット」「垂直オフセット」はグリッドをキャンバスの左上角を起点にして何ピクセルずらして配置し始めるかを指定します。

レポートレベルのコンポーネントの位置

例えば「期間設定」のコントロールを全ページ共通にするケースでは、「期間設定」を「レポートレベルに変更」することがあると思います。

この際にレポートレベルに変更された「期間設定」がほかの要素(グラフやテキストなど)の手前に配置されるか、奥に配置されるかを制御するのが「レポートレベルのコンポーネントの位置」です。

Looker Studioの「レイアウト」で設定できる項目を解説

Looker Studioで作成するダッシュボードやレポート、使うシーンに合わせてこれらのレイアウトを変更してみてください。

以上、Looker Studioの「レイアウト」で設定できる項目の解説でした。

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