Looker Studioのクイックフィルタとは? 使いかたを解説
Looker Studioにクイックフィルタの機能が追加されました。
もともとLooker Studio Proユーザー向けの機能でしたが、Proユーザー以外でも利用できます。
クイックフィルタとは?
Looker Studioのクイックフィルタは「編集モードで利用できる一時的なフィルタ機能」です。
通常、Looker Studioのグラフや表にフィルタを適用すると、そのレポートを共有している(表示している)すべてのユーザーの環境のレポートにフィルタが適用されます。
複数のユーザーが同時にレポートを閲覧している際に誰かがグラフにフィルタを適用すると全員が影響を受けてしまうので、混乱を招きます。
アドホックな分析には必須の機能
このクイックフィルタを利用すると「自分が見ているレポート画面のグラフだけにフィルタを適用する」ことが可能です。
Looker Studioのレポートやダッシュボードでアドホックな分析をする際には必須の機能といえますので、クイックフィルタの機能がProユーザー以外にも開放されたのはとても大きな変化だと思います。
※アドホック=「その場かぎりの」「臨時の」「一時的な」状況に使われる
クイックフィルタの使いかた
Looker Studioでクリックフィルタを利用するには「編集モード」にする必要があります(つまり「閲覧者」権限のユーザーには利用できません)。
編集モードでレポートの任意のページを開くと、上部に「クイックフィルタを追加」という項目が表示されます。
Looker Studioの通常のフィルタとは異なり、ディメンションに含まれている項目を選択するだけになります。
※通常のフィルタはフィルタ条件をユーザーが任意に設定できる
下の例は「デバイス カテゴリ」ディメンションの「desktop」だけでフィルタを設定する図です。
この際に「適用」をクリックするのを忘れずに。
ここで適用したフィルタは同じレポートを共有しているほかのユーザーの環境には影響を与えないので、手元で自由に分析ができます。
その名のとおり簡易なフィルタ機能ですが、簡単にフィルタが設定できるので切りくちを変えながらデータを見てくのにとても便利です。
クイックフィルタには以下の制限があります。
- ディメンションのみ
- 表示モードにすると設定がリセットされる
- ページ内のすべてのグラフや表に適用される
- など
詳しくは公式サイトも参照してください。
https://support.google.com/looker-studio/answer/13676237?sjid=7739412341536457838-AP#zippy=%2Cin-this-article
以上、Looker Studioのクリックフィルタについてと、使いかたの解説でした。