Yahoo!広告スクリプトジェネレータ β版の使いかた
Yahoo!広告のレポートデータをGoogleスプレッドシートに出力するスクリプトを簡単な操作で作成できる「スクリプトジェネレータ β版」がリリースされました。
出力する項目を自分で選択できるので、広告レポートの自動化など活用の幅が広がります。
スクリプトジェネレータ β版
https://ads-developers.yahoo.co.jp/ja/ads-script/post/30564442.html
ステップ1:スクリプトの対象広告アカウントを選択する
ご存知のとおり、Yahoo!広告のアカウントは「検索広告」「ディスプレイ広告」に分かれているため、まずこの段階でどちらの広告アカウント用のスクリプトを生成するかを選択します。
今回は「検索広告」で進めます。
ステップ2:レポートの種類を選択する
次にレポートの種類を選択します。
スクリプトで出力されるもとデータは対象となるレポートの粒度や領域によって異なるため、どのデータを出力したいかによって選択するレポートが変わってきます。
「検索広告」のレポートデータは現時点で以下の8タイプが用意されています。
- アカウント
- キャンペーン
- 広告グループ
- 広告
- キーワード
- 検索クエリー
- 地域別
- レスポンシブ検索広告アセット
今回はキャンペーン単位のデータを出力してみるので「キャンペーン「を選択します。
ステップ3:出力したいデータ項目を選択する
Googleスプレッドシートに出力したい項目を選択していきます。
主要な項目はあらかじめ選択された状態になっていますので、さらに追加したい項目がある場合は左側の項目一覧から該当の項目をクリックして加えていきます。
実際に出力される項目が右側に表示されています。
↑↓の矢印を操作して出力の順序の入れ替えができます。
ステップ4:データの集計期間を指定する
いつからいつまでのデータを集計して出力するか、を設定します。
あらかじめ以下の集計期間が用意されています。
- 本日
- 昨日
- 先週(月〜日)
- 先週(月〜金)
- 過去7日間(今日を含まない)
- 過去14日間(今日を含まない)
- 過去30日間(今日を含まない)
- 今月(今日を含む)
- 今月(今日を含まない)
- 先月
希望の集計期間をプルダウンで選択します。
ステップ5:出力先のGoogleスプレッドシートの設定
このスクリプトでデータを出力する先のGoogleスプレッドシートの情報を入力します。
- スプレッドシートIDまはたURL
- シート名
- ヘッダーを出力する/しない
- 合計行を出力する/しない
スプレッドシートのURLをコピー&ペーストすると自動的にID部分が抽出されます。
ステップ6:スクリプトを「作成」する
すべての設定が完了したら「作成」をクリックします。
このようにスクリプトが作成されます。
ステップ7:スクリプトを実行する
最後に作成されたスクリプトを実行してみましょう。
まず、Yahoo!広告(検索)の管理画面の上部メニューの「ツール」から「Yahoo!広告 スクリプト」をクリックします。
「新規作成」をクリックします。
スクリプトを入力する画面が開くので、ここにスクリプトを入力します。
なお、初めから記入されているfunction〜〜〜は削除して大丈夫です(不要です)。
保存して「承認」をクリックします。
権限の許可の確認を承認して進めます。
スクリプトの画面に戻って「実行」をクリックします。
スクリプトの実行には数十秒〜数分かかります(スクリプトの内容や抽出する対象期間などによって時間は変動します)。
ステータスが「成功」になればOKです。
スプレッドシートを確認すると、このようにスクリプトで抽出されたデータが見られます。
このようなかたちでデータが抽出できると、スプレッドシート上で追加計算したり、予算データと組み合わせたりと、さまざま加工がしやすくなりますね。
以上、Yahoo!広告スクリプトジェネレータ β版の使いかたの解説でした。
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