Google Cloud Storageにファイルをアップロードする ─ コンソール経由
Google Cloud Strageにファイルをアップロードする方法はいくつかありますが、この記事ではGoogle Cloudのコンソールからアップロードする方法を解説します。
特に難しいことはありませんが、ファイルをアップする際に設定する項目が複数あるので、事前に確認しておきましょう。
設定項目
Cloud Storageにファイルをアップロードする際、いくつか事前に準備が必要です。
下記の手順で進めます。聞き慣れない言葉がありますが大丈夫です。
- バケットに名前を付ける
- データの保存場所を選択する
- データのストレージ クラスを選択する
- オブジェクトへのアクセスを制御する方法選択する
- オブジェクト データを保護する方法を選択する
- 公開アクセスの防止
アップロードの手順
まずGoogle CloudのCloud Storageから「バケット」を選択します。
この「バケット」がいわゆるフォルダのような役割です(フォルダの中に複数のファイルをアップロードできます)。
バケットの一覧画面が表示されるので「作成」をクリックします。
まずバケットに名前を付けて「続行」をクリック。
次にロケーション タイプを選択します。
ロケーション タイプは3種類あり、選択するロケーションによって性能と費用が変動します。
- Multi-region
- 最大の領域にわたる最高の可用性
- Dual-region
- 2 つのリージョンにわたる高可用性と低レイテンシ
- Region
- 単一リージョン内で最低のレイテンシ
今回はMulti-regionで進めます。
次にデータのストレージクラスを選択します。
このストレージクラスはどのようにデータを参照するかといったアクセスの頻度で使用目的に合ったものを選びます。
- Autoclass
- StandardまたはNearlineクラスへ自動的に移行する
- Standard
- 短期間のストレージや頻繁にアクセスされるデータ
- Nearline
- アクセスが1カ月に1回未満のバックアップ
- Coldline
- 災害復旧とデータへのアクセスが四半期に1回未満
- Archive
- アクセス頻度が年1回に満たないデータの長期保存
次にアクセスの制御ですがデフォルトで「公開アクセスの防止」にチェックが入っているので、いったんこのままでOKです。
最後のデータ保護の項目は「データを削除したあと、データを復元できるようにどれくらい保持しておくか」の設定です。
デフォルトは「7日間」になっていますので、任意に設定して「作成」をクリックします。
「作成」をクリックしたあと画面が切り替わっていま作成したバケット名が表示されていれば完了です。
これでファイルをアップロードする場所(バケット)の準備ができました。
早速、ファイルをアップロードしてみましょう。
データをアップロードしてみる
作成したバケットにデータをアップロードしてみます。
画面中央の「ファイルをアップロード」をクリックします。
ローカル環境からアップロードするファイルを選択します。
下のようにファイルがアップロードされました。簡単ですね!
以上、コンソール経由でGoogle Cloud Storageにファイルをアップロードする方法の解説でした。