コンテンツに進む

Looker Studio Proとは? 通常版のLooker Studioとの違い

Looker Studio ProはLooker Studioの機能強化版で、Looker Studioの機能に加えてエンタープライズ向けの高度な機能が利用できます。

また有料のサービスになるため、サポートも受けられます。

Looker Studio ProはGoogle Cloudのいちプロジェクトとして管理されるため、利用にはGoogle Cloudのアカウントが必要になります。

主な違い

以下が既存のLooker StudioはLooker Studio Proの違いになります。

Looker Studio Looker Studio Pro
ユーザー1人あたり月額料金(プロジェクトごと) 無料 9USD
データコネクタとファイルインポート
データの探索とレポート
レポートとデータソースの共有
Google CloudでLooker Studioコンテンツを管理および保護
チームワークスペースでの共有とコラボレーション
Looker Studioのモバイルアプリでデータをモバイルで利用
クイックフィルタと個人用レポートリンクでの迅速な分析
既存のCloudカスタマーケアパッケージによるサポート
スケジュール配信の強化機能など
Gemini in Lookerの利用

大きな違いは企業やチームなど組織でLooker Studioを利用する際の権限の管理や共有に関する機能が充実している点です。

これだけだと具体的な違いが想像できないと思いますので、以下にレポサブのプロジェクトでよく利用する機能をピックアップしました。

よく使う機能

メール配信スケジュールが複数設定できる

通常のLooker Studioではレポートのメール配信スケジュールを1つしか設定できません。

Looker Studio Proは複数のスケジュールが設定できるので、同じレポートから「日時」「週次」「月次」といったことなる期間のメールを自動配信できます。

これは非常に便利な機能です。

メールアラートが設定できる

グラフ単位で「この数値がxxxを超えたらメールでアラートする」設定が可能です。

これも数値の変化を迅速に把握できるので欠かせない機能ですね。

レポートのフォルダ分け

Looker Studioの管理画面ではすべてのレポートがずらーっと並んでしまい、レポートが見つけづらいですが、Looker Studio Proはフォルダ分けが可能なので、プロジェクトごとに整理がしやすくなります。

そして一番インパクトのある違いが生成AIの利用可否です。

Gemini in Lookerが利用できる

Googleの生成AIである「Gemini」が「Gemini in Looker」としてLooker Studio Pro内で利用できることです。

まだ機能的にはそれほど充実していませんが、今後、確実にLooker Studioでのデータ分析の重要な機能となっていくので積極的に利用を進めるべき項目です。

Gemini in Lookerについてはこちらの記事も参照ください。

Gemini in Lookerを使ってみよう──Looker Studioのレポートからスライドを生成する
https://reposub.jp/blogs/looker_studio/gemini_in_looker_trial

以上、通常版のLooker StudioとLooker Studio Proの違いの解説でした。

記事に戻る