キャンペーンURLビルダーの使いかたとGA4でのデータの確認方法
GA4では「ユーザーがどこからサイトへ訪れたか」は自動的に計測されますが、任意で流入元を特定したいケースがあります。
例えば広告、メルマガや印刷物に掲載したURLなど、流入元をもっと詳細に計測するにはキャンペーンURLビルダーを利用します。
このキャンペーンURLビルダーの設定のしかたと、計測されたデータをGA4のレポート画面で確認する方法を解説します。
キャンペーンURLビルダー(Campaign URL Builder)
https://ga-dev-tools.google/campaign-url-builder/
このツールは無料で利用できます。
Campaign URL Builderの設定方法
設定は簡単ですが、いくつか注意事項がありますので正しく設定します。
*(アスタリスク)が付いている項目が必須となります。
- website URL
- campaign source
- campaign medium
- campaign name
campaign mediumの注意点
必須項目のcampaign mediumの設定には注意が必要です。
メディアGoogleアナリティクスが規定している名称を設定します。
- 検索連動型広告(リスティング広告)
- cpc / ppc / paidsearch
- ディスプレイネットワーク広告
- banner / display / cpm
- ソーシャルネットワーク
- social
- メール
それ以外はキャンペーンの内容に合わせて入力します。
ここで入力した内容がURLに反映される(ブラウザのURL欄で見える)ので、非常識な言葉や機密事項は避けます。
大文字小文字も判別されます。
すべて入力したら「generated URL」にパラメータ入りのURLが表示されるので、このURLを使用します。
パラメータが付与されたURLはかなり長くなっているのがわかります。
これを目的の場所(広告、メルマガなど)に設置してURLがクリックされるとGoogleアナリティクスで計測されます。
GA4の画面での確認方法
GA4のレポート画面で「集客>トラフィック獲得」を表示し、中段の項目のプルダウンから「セッションのキャンペーン」を選択するとキャンペーン名ごとの数値が見られます。
ここにCampaign URL Builderで設定した「campaign name」が反映されるので、どのcampaign name(が含まれたURL)からトラフィックが発生しているかを調べることができます。
以上、Campaign URL Builderの使いかたとGA4でのデータの確認方法の解説でした。