GA4のエンゲージメントとは？　「エンゲージメント率」「エンゲージメント時間」を理解する

GA4では分析軸に「エンゲージメント」という概念が追加されました。

GA4の管理画面で「エンゲージメント率」「エンゲージメントのあったセッション」「エンゲージメント時間」といった言葉を見かけますが、この「エンゲージメント」を正しく理解する必要があります。

Googleのヘルプでは「サイトやアプリに対するユーザーの操作」をエンゲージメントとしていますが、具体的にどういう条件で「エンゲージメント」として計測されているかを解説します。

エンゲージメントのあったセッション

あるセッションにおいてユーザーの行動が以下のいずれかの条件を満たすと「エンゲージメントのあったセッション」として計測されます。

この「エンゲージメントのあったセッション」が基準となり、次の「エンゲージメント率」「エンゲージメント時間」が算出されます。

上の「エンゲージのあったセッション数」をすべてのセッションに対しての割合にしたのが「エンゲージメント率」です。

エンゲージがあったセッション数／すべてのセッション数＝エンゲージメント率

「エンゲージメント時間（ユーザーエンゲージメント）」は、ユーザーがサイトやアプリを閲覧（使用）していた時間を秒単位で計測したものです。

計測の対象になるのは、例えばウェブサイトの場合はそのウェブサイトが前面に表示されていた時間を計測します。ブラウザで複数のタブを開いていて、見ていないタブ（前面に表示されていない）の時間は計測されません。

「アクティブユーザーあたりの平均エンゲージメント時間」になります。

以上、GA4のエンゲージメントに関する定義の解説でした。