GA4の管理画面で見かける「アクティブユーザー」とは、どのような条件を満たしたユーザーなのでしょうか？
GA4分析をする際に、この「アクティブユーザー」の定義を理解しておくことはとても重要です。
アクティブユーザーの定義
GA4の「アクティブユーザー」とは、
「ブラウザであるページを１秒以上、前面に表示していたユーザー」
となります。
ブラウザで複数のページを開いている場合（複数のタブで開いている状態）、そのページが選択されていないと（前面に表示して見ていない）、アクティブとして計測されません。
GA4のイベント名、イベントパラメータ名でいうと、first_visitイベントが発生して、engagement_time_msecパラメータが1,000以上になったuser_pseudo_idのユニーク数をカウントするとアクティブユーザー数になるということです。
一方、GA4の管理画面のレポートには「総ユーザー」という言葉も出てきます。これは上記の「ページを１秒以上、前面に表示した」かどうかは問われない、純粋なサイト訪問ユーザー数となります。
ページを表示して１秒未満で離脱したり閉じたりしたユーザーも含まれるので、GA4でなにかしら分析する際は「アクティブユーザー」のほうを使うほうが一般的です。
（もちろん「アクティブユーザー」と「総ユーザー」の数に異常な乖離が見られる場合は、なんらかの技術的な問題が発生しているかもしれませんので、別途調査が必要だと思います）
以上、GA4の「アクティブユーザー」についての解説でした。