GA4の管理画面でオレンジの△マークが付いている表やグラフがある場合、その数値には「しきい値」が適用されていることがあります。
△マークをクリックすると「しきい値を適用しました」と表示されます。
GA4の場合、取得しているデータが少ないとこの「しきい値」が適用されてレポートから一部のデータが除外されます。
ちなみにこのGA4の「しきい値」はGoogleアナリティクスが自動的に適用するので、我々ユーザには変更できません。
「しきい値」が適用されるケース
Googleシグナルが有効かつユーザー数が少ない
Googleシグナルが有効で、指定した期間のユーザー数が少ないと「しきい値」が適用されることがある。
レポートにユーザベースのディメンションまたは指標が含まれている
レポートにユーザベースのディメンションまたは指標(属性やユーザ数)が含まれていると「しきい値」が適用されることがある。
「しきい値」の発生を回避するには?
「しきい値」が適用されるのを回避するには、集計期間を調整する、Googleシグナルのデータを使わない、など方法はありますが、普段のレポーティングでいちいち設定を変更するのは現実的ではないので、サイトごとの「このデータを正とする」という方針を設けて運用するのがよいでしょう。
「しきい値」とは別に、GA4で「サンプリング」が発生するのを考慮すると、やはりBigQuery連携して「BigQueryのデータを正とする」運用をおすすめします。