GA4のディメンションと指標を理解する。その違いは? わかりやすい覚えかた
GA4のレポートや探索を見ていると「ディメンション」「指標」という聞き慣れない言葉が出てきて最初は戸惑うかもしれません。
このディメンションと指標がそれぞれ何を表しているかをきちんと理解することは、GA4の画面を操作したり、レポートを作成する際にとても重要ですので、わかりやすく整理して解説します。
ディメンション(Dimension)
ディメンションは「数えられない」「数値で表現できない」項目です。
よく使われるディメンションには以下のようなものがあります。
- 日付
- セッションのデフォルトチャネル
- 参照元/メディア
- 国、地域、市区町村
- デバイスカテゴリ
- 性別
- 年齢
指標(Metrics)
指標は「数えられる」「数値で表現できる」項目です。
よく使われる指標には以下のようなものがあります。
- ユーザー数
- セッション数
- 表示回数
- クリック数
- コンバージョン数
- エンゲージメント率
わかりやすい覚えかた
数値で表現できるかどうか、と言われてもピンと来ないと思いますので、こう覚えるとわかりやすいです。
「ディメンション」 ごとの 「指標」
例:
「日付」 ごとの 「アクティブユーザー数」
「セッションのデフォルトチャネル」 ごとの 「セッション数 」
「性別」 ごとの 「表示回数」
「デバイスカテゴリ」 ごとの 「クリック数」
「市区町村」 ごとの 「エンゲージメント率」
複数の組み合わせも成り立ちます。
「日付」と「デバイスカテゴリ」 ごとの 「セッション数」と「表示回数」
「日付」と「市区町村」 ごとの 「アクティブユーザー数」と「エンゲージメント率」
この「◯◯◯ごとの△△△」を言葉にしてみれば、どの項目をディメンションに設定して、どの項目を指標に設定すればよいかが想像しやすくなります。
もちろん例外もあります
数値で表現できるかどうか、でディメンションと指標を分類しましたが、もちろん例外のケースもあります。
例えば「先月、表示回数が1,000回以上あった日は何日あったか」といったように、ディメンションである「日付」を数えることもありうるので、ディメンションは絶対に数えない、ということではありません。
以上、GA4のディメンションと指標の解説でした。