Googleアナリティクスの「コンバージョン」が「キーイベント」に変更になりました

Googleアナリティクスの「コンバージョン」が「キーイベント」という名称に変更になりました。

ユーザーとしてなにか変更などの作業は必要ありませんが、クライアントへの説明に必要になると思いますので、変更に至った理由は把握しておきましょう。

変更の理由はGoogle広告の「コンバージョン」との混同を避けるための処置と説明されています。

Googleからの説明(下の引用)にもあるように、Google広告の「コンバージョン」とGoogleアナリティクスの「コンバージョン」は異なる方法で計測されているのに名称が同じだと同一のものと誤解されるから、ということですね。

以前は、アナリティクスでコンバージョンとしてマークされたキーイベントが、Google広告のコンバージョンとは異なる方法で測定されており、Google広告とアナリティクスの間に食い違いが生じていました。

以下、Googleアナリティクスのポップアップ(モーダル)で表示される内容を記載しておきます。

アナリティクスのコンバージョンは、キーイベントという名前に変更されました。

Google アナリティクスのコンバージョンと Google 広告のコンバージョンを区別するため、アナリティクスのコンバージョンはキーイベントと呼ばれるようになりました。

既存の設定に対するご対応は不要です。キーイベントは、Google アナリティクスの以前のコンバージョンと同じ方法で作成、レポートされます。

Google 広告アカウントをリンクしている場合、アナリティクスのキーイベントから作成された Google 広告コンバージョンは、アナリティクスの広告セクションにコンバージョンとして表示されます。

キーイベントとコンバージョン

キーイベントとコンバージョン

Google アナリティクスのキーイベントでは、ビジネスにとって最も重要なインタラクションが測定されます。たとえば、購入やニュースレターの購読などの重要なイベントをキーイベントとしてマークできます。これは、アナリティクスのレポートにキーイベント指標として表示されます。

キーイベントからコンバージョンを作成して、広告キャンペーンの測定と最適化に役立てることができます。これらのコンバージョンは、レポートの一貫性を確保するために Google 広告と Google アナリティクスの間で共有され、Google 広告での入札の対象となります。

更新の概要

更新の概要

アナリティクスのレポートと設定には、次の要素が表示されます。

・イベント: ウェブサイトやアプリでの特定の行動インタラクションを測定します。

・キーイベント: ビジネスにとって重要だと、お客様がマークを付けたイベントです。キーイベントは、アナリティクスのレポートには表示されますが、Google 広告のレポートや入札の直接的な対象にはなりません。

・コンバージョン: アナリティクスのキーイベントから作成されたコンバージョンは、Google 広告のレポートと入札の対象となり、アナリティクスの広告レポートにも表示されます。

今後、アナリティクスの [広告] セクションには、広告主様向けの新機能(さらなるコンバージョン レポートやツールなど)が追加されます。

変更されてしまったのはもうどうにもなりませんが「キーイベント」は会話で使いづらそうですね。

短縮形はどうなるのでしょう? キーイベント=KE? キーイベント率=KER?

以上、Googleアナリティクスのキーイベントについての解説でした。

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