ウェブサイトにサイト内検索の機能が設定されている場合、ユーザーがサイト内でどのようなキーワードで検索したかを計測することができます。
サイトを訪れたユーザーがサイト内でどのようなキーワードで検索しているかを知ることはユーザーのニーズを把握するためにとても重要な情報源となります。ぜひ設定しましょう。
GA4でサイト内検索キーワードを計測する設定方法を解説します。
設定手順
この２つの手順で説明を進めます。
- カスタムディメンションの設定
- クエリパラメータの確認
それでは設定していきましょう。
カスタムディメンションの設定
まずGA4の管理画面の左側メニューの「管理」をクリックします。
「カスタム定義」をクリックします。
右上の「カスタム ディメンションを作成」をクリックします。
右側から「新しいカスタムディメンション」の画面が現れるので、下のように設定してください。
- ディメンション名
- search_term
- 範囲
- イベント
- 説明
- サイト内検索キーワード（省略してもかまいません）
- イベント パラメータ
- search_term
設定できたら「保存」をクリックします。
これでカスタムディメンションの設定は完了です。
クエリパラメータの確認
次にクエリパラメータを確認します。
先ほどの設定一覧画面に戻り「データストリーム」をクリックします。
いま設定しようとしているデータストリームをクリックします。
中段の「拡張計測機能」の右のほうにある歯車をクリックします。
この「拡張計測機能」が有効になっていない場合は、まず有効（青く）にしてください。
「サイト内検索」の下の「詳細設定を表示」をクリックします。
この画面で各項目が有効（青く）になっていない場合は、有効にしてください。
最初から「q,s,search,query,keyword」のテキストが設定されていると思います。
これらが何かというと、クエリパラメータ名として用意されている「q,s,search,query,keyword」の順に最初に一致したパラメータのみが使用される仕様になっています。
まずいま設定しようとしてるサイトでサイト内検索をしてみてください。その際に例えば、
https://SITE_URL/search?q=GA4 であれば q
https://SITE_URL/?x=0&y=0&s=GA4 であれば s
が検索のパラメータとして使用されます。
設定しようとしているサイトで使われてないテキストは削除してかまいません。
設定できたら「保存」をクリックします。
これでサイト内検索のキーワードが計測されるようになりました。
確認方法
リアルタイムレポートで確認してみましょう。
実際にサイトで何度か検索してみてください。
検索したらリアルタイムレポートの画面で「イベント数」の中の「view_search_results」をクリックします。
パラメータ一覧が表示されるので「search_term」をクリックします。
先ほど検索したキーワードが表示されるはずです。
これでサイト内検索のキーワードが計測されるようになりました。
以上、GA4でサイト内検索のキーワードを計測する方法の解説でした。
